前回のエントリでは RAID-5/6 の仕組みや動作について説明しました。今回は前回のエントリで書き残していた RAID-5/6 での Witness について言及します。
Virtual SAN 6.2 がリリースされるまでは、データを保護するためには RAID-1 (ミラーリング) を利用するしかありませんでした。耐障害性を 1 ホストとするならば、2 倍の容量が必要でした。耐障害性を 2, 3 ホストと増やすと、必要な容量が 3, 4 倍となりかなりの容量が必要となってしまいました。
Virutal SAN 6.2 で重複排除と圧縮がサポートされました。ようやくといった感もありますが、フラッシュデバイスの価格の下落具合を鑑みるとそれなりに適切なタイミングだったのではないかと思います。性能とトレンドを考慮して 重複排除と圧縮は All Flash 構成の Virtual SAN でのみサポートされます。
昨晩 VMware の Software Defined DataCenter (SDDC) 系ソフトウェアのアップデートのアナウンスがありました。
はじめに
VMware の Hardware Compatibility List (HCL) はかなり大量なデータとなってきています。某 EMC 社の接続ガイドには及ばないまでもそれはもうかなりの量です。また、Virtual SAN では、SCSI Controller、NVMe デバイス、SSD、HDD といった各コンポーネントの認証もあり、さらに HCL を複雑にしています。