vSphere 6.5 から遂に vSphere Client (C# クライアント) が廃止になりました。これにより、HTML5 ベースで実装された Host Client がサポートされる唯一の ESXi 向けのクライアントとなります。Host Client は、VMware の R&D のお試しソフトウェアを公開するサイト Flings で最初公開されました。その後、版を重ね ESXi 6.0U2 で初めて製品に組み込まれ、ESXi 6.5 では GA から標準のクライアントとなりました。そして ESXi 5.5 Patch 08 から、遂に 5.5 系統でも Host Client が含まれるようになりました。
まとめ
- WebMKS のスケーリングがうっとうしい
- スケーリングさせないよう wmks.js を矯正
- 転んでも泣かない
- 本環境は vCenter Server 6.0.0b の仮想アプライアンス
前のエントリーで実現しきれなかった、Windows PC からの HTML5 コンソールへのアクセスが実現できましたのでご報告。
以前のエントリーでも紹介していますが、vSphere 5.5 の vSphere Web Client からは Mac OS もサポートされています。Windows や Linux では vmware-vmrc という仮想マシンのコンソール アクセス用のバイナリが提供されていますが、Mac OS 用には提供されていません。Mac OS からアクセスした場合には、HTML5 ベースのコンソールがブラウザー内で動作します。 VMRC SDK にも記述はないので、まぁお察しください。
vSphere 5.5 から vSphere Web Client が Mac OS X 上のブラウザー (Chrome, Firefox) にも対応しています (マニュアルへのリンク) 。しかし、Mac OS X 上の Chrome や Safari で仮想マシンのコンソールを操作しようとすると、Ctrl-C が効かないという Linux ゲストの場合には絶妙な障害具合でいらつかされるバグに遭遇することがあります。これは同様に HTML5 でコンソールが描画される vCloud Director の場合も同じです。