Photon Controller のコードを Intellij IDEA で開く
昨日 Photon Controller が公開されましたが、Java、Python、Ruby など様々な言語を使っている上にモジュールも多数あるため、ソースコードを閲覧するにも統合開発環境の方が閲覧が楽になります。開発チームも Intellij IDEA を使っているので、読む側も、是非 Intellij IDEA で見ましょう。
なお、Java は Root Scheduler、API FrontEnd、HouseKeeper、CloudStore、Chairman、Deployer といった Photon OS 上のコンテナの中で動作するモジュールで利用され、Intermidiate Scheduler、Leaf Scheduler、Agent といった ESXi で動作するモジュールは Python で記述されています。これらのモジュール間の RPC は Apache Thrift で定義され、さらにモジュール間の協調動作は Apache Zookeeper が使われています。
Ruby は CLI 向けに使われていますが、Getting Started では Go で実装された CLI が提供されていたり…。Go にしようだぜ、Go に。
Intellij IDEA
JetBrains s.r.o. というチェコにある会社が開発している統合開発環境。Java の開発環境としては Eclipse、NetBeans、Intellij IDEA が現在のメジャーどころらしい。Community Edition と Ultimate Edition があり、Community は無償で利用できますが Ultimate は有償となります。ライセンスなど詳しいことは、日本の代理店である サムライズム をご参照くださいませ。
コマンド
$ brew install thrift
$ brew install gradle
$ mkdir ${SOMEWHERE}
$ cd ${SOMEWHERE}
$ git clone https://github.com/vmware/photon-controller.git
$ cd photon-controller
$ cd java
$ gradle idea
$ gradle assemble
$ open java.ipr
gradle idea で Intellij IDEA のプロジェクトファイルを作成します。これだけでは thrift ファイルから生成される Java のコードがないため gradle assemble で Thrift 周りの Java コードを生成させます。
open した後は、Intellij IDEA 上で chairman/build/generated-sources/main を “右クリック” > “Mark Directory as” > “Sources Root” としておくと import の依存関係が解決できて良い感じにソースコードを読むことが出来ます。
thrift/ の .thrift ファイルの Service と、java/api-frontend/src/main/java/com/vmware/photon/controller/apife/resources/.java あたりから読むと捗るかも…。
正直 Dropwizard も Thrift も Photon Controller ではじめて漁るので非常につらい…Orz
まとめ
- VIVA Intellij IDEA !!
- thrift と gradle は事前にインストールしておく
- gradle idea, gradle assemble
- open java.ipr