Mac Mini Late 2012 & 4K Display (DELL P2715Q) の導入記録です。

警告 (2015/04/13 追記)

自分自身が思いっきり転んでしまいました。

Thunderbolt Port からビデオ出力が出来なくなりました。この原因が仕様外の 4K 出力をさせたためかどうかは分かりません。この組み合わせで使用して 2ヶ月持たなかった個体もあるということで。ひとまず HDMI からはビデオ出力が出来ているので 1920×1080 で暫く凌ごうと考えています。

復活 ?? (2015/04/30 追記)

MiniDP-DP ケーブルで再び 4K 出力が可能になりました。

GW 中の掃除でケーブルを整理しつつ 4K 出力を試したところ、運良く成功。一度 MST をオフにしてからセカンダリにすることで 4K 出力できるようになりました。不安定そのものですが仕事で利用しているわけでもないのと、いざとなれば仕事用の MacBoock Air を使えばよいので、再び 4K 生活に復帰してみます。

はじめに

あくまで私の環境で 4K 表示させた記録ですので、他の環境での 4K 表示を保証するものではありません。

1920x1200 のディスプレイを 2 面並べていた自宅環境で、片方のディスプレイが間欠的にブラックアウトするようになってしまう。4K ディスプレイもかなり値段が熟れてきたのでチャレンジ心がくすぐられます。Google 先生にお伺いを立てると、日本でも Mac Mini Late 2012 で 4K 表示できている方が居る模様。

Mac mini (Late 2012) - 技術仕様
Mac mini Late 2012(MD388J/A)でDELL UP2414Qに4K出力が出来るか試してみた。

Mac Mini Late 2012 は公式では最大解像度が 4K 対応していないようですので、4K 表示は非サポートとなります。転んでも泣かない!

Mac mini (Late 2012) - 技術仕様
Mac mini (Late 2012):外部ポートとコネクタ

コツ

  • P2715Q の OSD にて [メニュー] > [ディスプレイ] > [MST] > [セカンダリ] と設定する
  • P2715Q 付属の Mini DisplayPort - DisplayPort ケーブルを使用する
  • 最初は砂嵐の表示だが P2715Q の電源オン・オフ、Mac Mini の電源オン・オフを繰り返すと、4K 表示になる…(失意のうちに台所で酒をかっくらっていたら、いつのまにか表示されていた…Orz)

MST の設定がオフのままだと、最大解像度が 2560x1440 となってしまいます。MST の設定をプライマリにするとブラックアウトします。一度 P2715Q の電源をオフにし、電源オンすると MST の信号検出状態を経て、セカンダリにするかを選択できるので、OSD からオンにします。

最後の項目こそ場合分けしてノウハウ化すべきところですが、個人なのでそこはご容赦を。

実際の表示

OS X Yosemite 10.10.2 on Mac mini (Late 2012)。4K 30Hz 表示。

Windows 8.1 on VMware Fusion 7.1.1 (2498930) on Mac mini (Late 2012)

使用感

良かったこと

  • 解像度が大きいため、一画面に表示できる情報量が格段に増えた。
  • 4K ディスプレイでは視線の移動だけで全画面を網羅できる。デュアルディスプレイの場合、首を動かさないと全画面を網羅できない。
  • ベゼルの継ぎ目を気にしなくてよい。
  • ディスプレイが一つになり、消費電力が抑えられる。
  • デスクのスペースを節約できる。

悪かったこと

  • 字が小さい。アプリケーション毎にフォントサイズを変更して対応。
  • 起動時の画面が乱れる。
  • メニューバーのメニューが消えている。
  • 動画を最大化すると映像が駒落ちしたり、ノイズが入ったりする。

その他

P2815Q というモデルがあったのを、この記事を書きながら見つける。しかも値段が安い!P2815Q は TN 方式で、P2715Q は IPS 方式なので、気持ち画質が良いはず、と自分を納得させています。EIZO さん、ありがとうございます。

第4回 TN?VA?IPS?──液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう