備忘録: 真なるクローニングに向けて
vSphere では、クローンを行っても、全く同じ仮想マシンが出来るわけではありません。例えば NIC の MAC アドレスは変更されないと、クローンされた仮想マシン群のお互いが通信出来ないことになってしまいます。他には BIOS の UUID、ディスクのシグネチャなども変更されます。しかしながら、検証環境をクローンしつづける場合では、この機能が仇となり面倒となる場合もあります。
以下に、クローンをした際に変更されてしまうモノを列挙します。現状、確認できているだけでこれが全てではないかも知れません。(MOB を見る限り全てと思いたいところ)
- MAC アドレス
- 設定ファイル: *.vmx の ethernet?.address。ethernet?.addressType も MAC アドレス固定するならば変更すべき
- VMOMI: VirtualMachine#config.hardware.device[].{macAddress, addressType}
- Disk UUID
- 設定ファイル: *.vmdk (-flat がない方) の ddb.uuid
- VMOMI: VirtualMachine#config.hardware.device[].backing.uuid
- BIOS UUID
- 設定ファイル: *.vmx の uuid.bios
- VMOMI: VirtualMachine#config.uuid
VMOMI: VMware Managed Object Management Interface
MOB: Managed Object Browser
see: VMware API Related Acronyms
以下の KB でネタになっている disk.enableUuid もありますが、別エントリで言及したいと思います。